フォト五七五七七

 「フォト五七五」や「写真俳句」があるなら当然として、「フォト五七五七七」や「写真短歌」も考えられるであろう。だが俳句ほど短歌は写真向きではないような気もする。短歌の下句の「七七」はとても便利な世界である。俳句にはこれがないため、抒情できないでいるのである。また説明不足で終わることが多いのである。
 短歌は七七があるため、写真はそれほど必要ではないような気もするのである。それに短歌は抒情詩であるので、抒情を写真にすることは風景よりも難しいのである。よって、写真俳句ほどには広がらないような気がするのである。つまり写真と短歌は俳句ほどには相性が良くないということである。ここは俳論中心なので、短歌のことはこれでお終いである。

                                           2007.12.30