大俳句の存在

 一つの句に二カ所以上の字足らずを「小俳句」と呼ぶことにしたが、小俳句があれば大俳句があるはずである。物事は対になっているのである。「大俳句」の定義は小俳句に合わせて、一つの句に二カ所以上の字余りがある句としてみよう。これは小俳句に比べ、比較的見られる句である。多くの人が詠んだことがあるであろう。固有名詞を入れる場合、字余りになりやすく、字余りになっても否定する人はほとんどいないであろう。固有名詞は仕方ないのである。
さて実作であるが、省略するのである。「大俳句」という存在を指摘しておくだけにするのである。私は「小俳句」の存在が重要と考えているのである。

                                       2007.9.29