エンドレス俳句
               

                                       

 以前、短歌でエンドレス短歌というものを作ったことがある。 これを俳句でもできないかと思って作った句である。しかし、見本句そのものは写生である。 あめんぼうをじっくりと観察して詠んだ句である。       
  
    くつきりと影を真下にあめんぼは


この句は、第一句からでも第三句からでも読みはじめてよいのである。しかしいったん読み始めたら終わることがないのである。エンドレスである。遊び感覚で作ったのである。俳諧の精神が生きているのである。
  
         

           第三句    ん   ぼ    は      

              め                  く

            あ                      つ

            に                       き   第一句

             下                      り

                真                 と
                      を     影

               第二句


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