「俳句する」という言葉から
「俳句する?」「そうね、しようか」「他に誰さそう?」「そうね、Kにしようよ」
などという会話を若者がすることがあろうか。まず未来永劫ないであろう。
さて、名詞に「する」という動詞をつけて全体を動詞化する傾向はこの頃よく見られる傾向である。「に」や「を」のような助詞を除くのである。若者に特にその傾向が強い。さて俳句とは直接関係がないではないかと思われるかも知れないが、助詞を省略することが未来の日本語ということである。
「俳句する?」「秋の携帯使ってね」 孝治
若者の気持ちになって作ってみた次第である。携帯と俳句も未来では深く繋がっているような気がするのである。携帯俳句は、多分あり得る。携帯で句座が可能であろう。いや、テレビ電話での句座の方がもっと可能性が高いかも知れない。これは十分あり得る。やろうと思えば今でも可能である。
2007.9.17