はじめに

                           小山孝治


 この俳論は自由気ままに書いています。項目ごとにまとめてもおりません。それぞれがそんなに長くないので、簡単に読むことができ、また内容も分かりやすいと思います。しかし時々酒を飲みながら書くこともあるので、少しへんだなと感じることもあるかと思いますが、気にする必要はありません。大らかな姿勢で読むことが大切です。
 また、この考えは私とは違うな、と感じる方もいるかと思います。しかしそれでよいのです。違う考えを認識したということは、思考が広まったということであり、それは一つの進歩ということであり、いろいろな考えを把握し理解することは、俳句の世界観を広めることにもつながると思います。進歩とは違いを理解することから始まります。こんな考えも俳句の世界にあっていいんじゃないかな、と考える姿勢こそが、俳諧の姿勢の一つだと思う次第であります。

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