振り返る

 今まで書いた俳論を読み直すことがある。すると内容にやや矛盾が生じていることに気が付くのである。大抵後で書いたものより、以前に書いたものが矛盾のある内容である。それで書き直そうと思ったのであるが、やめたのである。これはこれで仕方ないと思うのである。矛盾があったとしても、それはその時そう感じたことなのである。その時点における己の真実の考えである。これも大切にすべきであると思うのである。
 さて、私は何でインターネットに載せているのであろう。一つには人に読んでもらいたいからであろう。しかし、それだけでもないのである。自分の考えをまとめるために書いているのである。また日記としての一面もあるのである。時々読み返すと、自分の成長過程が認識できるのである。これはノートにまとめることとは少し違うのである。ノートの場合は緊張感が伴わないのである。しかし、HPに載せる場合は、人が見ているかも知れないという緊張感があるのである。よって、さらに真剣に書くのである。真剣に書いたことは自分の血や肉となるのである。身に付くのである。HPは実に良い情報発信機能である。若い人はこの技術を身につけるべきである。HP発信は以前よりも容易になってきている。これでネット雑誌も発信できるのである。なんと未来的ではないか。空にはロボットは飛んでいないが、ネットの中は21世紀という気がするのである。

                                            2008.1.4