マンネリ化

 「この頃俳句がマンネリ化してきてね・・・」
 ということを聞くことがある。そもそも俳句のマンネリ化とは何であろうか。いくら詠んでも自分の過去の句と同じようなものしかできないということであろう。同じ処をくるくると回っている感じなのであろう。確かに私にもそんなことがある。そしてそこを自分なりのいろいろな方法で抜けるとまた一段上のレベルに行くことができるのだろう。そしてまた行き詰まり、苦労してまた次の段階に行けるのだろう。そうして、俳句がだんだんと上手くなっていくのだろう。しかし、いつかは本当に行き詰まるのである。素人ならば必ずそうなるのである。これは仕方のないことである。みんなプロにはなれないのである。プロ俳人でも苦悩しながら、最後には高級な処で行き詰まるのではなかろうか。プロも芭蕉や俳聖になるのは恐ろしく困難なのである。
 だが、「行き詰まらない方法」があるのである。やや意表をつく、少し技術のいるやり方であるが、思いついたのである。だが、これは極秘である。何故極秘なのかも極秘なのである。何というふざけた奴だと思われたくないのである。本当に行き詰まったら実験的に実践するのである。

                                                2008.1.15