三句一章の句
一句一章、二句一章の句がほとんどであるが、ごく稀に三句一章の句もある。よく知られているものに、「目には青葉山ほととぎす初鰹」(素堂)がある。もっともこれしか知らない。なぜ過去に作られていないのであろうか。
恐らく俳句が短すぎるからであろう。でも何とかできないものであろうか。勉強のために作ってみる価値はあるであろう。
秋の海秋刀魚あまたや秋日和 宗太郎
早春や雪解川や蕗の薹 宗太郎
三月や流し雛かな春日差 宗太郎
いくつか実作してみたが、やはりまともな句は作れないようである。また三つの対象を並べるしかないようである。何故素堂の句ぐらいしか残らなかったのかがよく理解できた次第である。
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