新切れ字
代表的切れ字は「や」「けり」「かな」の3つである。「かな」は和歌によく使用されていた詠嘆である。だが「かな」によく似た詠嘆として「かも」が和歌にはある。何故「かも」が俳句の切れ字にならなかったのであろう。不思議である。調べてみる価値はある。
流れ行く大根の葉の早さかな 高浜虚子
これを「かも」につくり替えてみよう。
流れ行く大根の葉の早さかも 改
どうであろう。俳句として味わえないであろうか。上品な感じのする句となっているように思うのである。私は切れ字として「可能」だと思う。では何故切れ字とならなかったのであろう。俳諧だったからであろうか。「かも」は上品な詠嘆であり、俳諧には似合わなかったからであろうか。そんな理由で選択されなかったのかも知れないと思うのである。明確なことは分からないが、現在では「かも」は新切れ字として認知しても良いのではないかと思うのである。偉い俳人が「かも」の秀句を詠めば認知されるのであろうか・・・・・・。
2008.1.14