忌日の分類項目

 角川の俳句歳時記では、季語が時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物の七つに分類されて、それがまた四季と新年に分類されている。忌日も行事の一つとして組み込まれている。忌日は行事の一つとして認めてもよいが、それをあえて四季に分類する必要があるのだろうか。忌日に季節感が必要であろうか。また季節感を含めて詠む人は少ないのではなかろうか。忌日は歳時記で別項目に設定した方が調べやすいし、その別項目で簡単に四季分類をしてもよいのではなかろうか。忌日は季語とあえてする必要もないように感じられるのである。忌日は尊敬する文人を詠むために設定された特殊季語であろう。

                                            2009.4.19