世界一短い詩
 
 俳句は世界一短い詩といわれている。だがそれ以上短くできないであろうか。以前「五七の句」を考えたが、「七の句」は無理であろうか。また「五の句」はどうであろうか。限界に挑戦してみたい。

空は一枚   空が黄色だ    赤い暗闇    立ち上がる闇    木枯しの肺

一本の俳句    寝ながら歩く    蟻に踏まれた     あっ、死んだ    夜の虹   

 自由詩の題のような感じである。なかなかに難しいのである。やはり文字が長ければ長いほど作りやすいということである。文学としては、五七五が限界かも知れない。

                                                2009.1.10