直指院詩碑


直指院は、糸魚川市中央区にあ
り、良寛様の詩碑が建っています。
書は相馬御風であり、昭和五年に
建てられました。良寛様は糸魚川
で病気になってしまったという内容
です。


 余將還郷 至伊登悲駕波
 不預寓居于客舎 聞雨悽然有作
一衣一鉢裁随身 強抶病身坐焼香
一夜蕭蕭幽窓雨 惹得十年逆旅情
   良寛禅師作  御風俳書

 余 將に郷に還らんとし 伊登悲駕波(いといがわ)に至る
 不預(ふよ)客舎に寓居し  雨を聞き悽然として作有り
一衣(いちえ)一鉢(いっぱつ)わづかに身にしたがふ 強いて病身を抶(たす)けて坐して焼香す
一夜蕭蕭(しょうしょう)たり幽窓の雨 惹(ひ)き得たり十年逆旅(げきりょ)の情
   良寛禅師作  御風俳書