乙子神社の草庵
新潟県旧分水町国上の国上山ろくにある神社であり、弥彦神社の末社にあたります。
社殿の直ぐ脇に草庵があり、良寛様は、文化13年から文政9年までの約10年間、ここ
に住んでいました。
生涯懶立身
騰騰任天真
嚢中三升米
炉辺一束薪
誰問迷悟跡
何知名利塵
夜雨草庵裡
雙脚等間伸
生涯 身を立つるに懶(ものう)く
騰騰(たうたう)として 天真に任(まか)す
嚢中(のうちゆう) 三升の米
炉辺 一束の薪
誰か問はん 迷悟の跡
何ぞ知らん 名利の塵
夜雨 草庵の裡(うち)
雙脚(そうきゃく)等間に伸ばす
乙子神社詩碑