おかのどの戒語 |
一 あさゆふおやにつかまつるべき事
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※「おかの」とは、木村元右衛門の娘のこと。 |
南無大悲観世音 | 南無大悲観世音(なむだいひかんぜおん) 旧巻町・千仏寺の境内にある楷書で書かれた石碑 |
願我速知一切法 願我早得智慧眼 願我速度一切衆 願我早得善方便 願我速乗般若船 願我早得越苦海 願我速得戒常道 願我早登涅槃山 願我速会無為舎 願我早同法性身 汝等応依之修行之 良寛 |
願わくは我をして速やかに知一切の法を知らしめたまえ 願わくは我をして早く智慧の眼を得しめたまえ 願わくは我をして速やかに一切の衆を度せしたまえ 願わくは我をして早く善方便を得しめたまえ 願わくは我をして速やかに般若の船に乗らしめたまえ 願わくは我をして早く苦海を越ゆるを得しめたまえ 願わくは我をして速やかに戒常の道を得しめたまえ 願わくは我をして早く涅槃の山に登らしめたまえ 願わくは我をして速やかに会無為の舎に会(え)せしめたまえ 願わくは我をして早く法性(ほっしょう)の身に同ぜしめたまえ 汝等まさに之に依りて 之を修行すべし 良寛 |
「出家の歌」 光照寺にある歌碑 |
うつせみは常なきものと むらぎもの 心にもひて 家を出で うからをはなれ 浮雲の 雲のまにまに
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水神相伝 |
北越の桑原氏、其の先は賀の人。中ごろ、島崎荻川の上に移って家す。家は世医を業
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大蔵経碑文 |
我が兄終焉の夕べ、密に我を召し慇懃に属して曰く、「我に夙願有り。一大蔵経を建立せんと欲す
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須磨紀行 |
「須磨寺の昔を問へば山桜」
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吉野紀行 |
里へ下れば、日は西の山に入りぬ。あやしの軒に立ちて一夜の宿りを乞ふ。その夜は板敷の
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高野紀行 |
高野道中 衣を買ふに直銭無し
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京都紀行 |
はこの松は常住寺の庭にあり 常住寺は太子の建立也 家持の歌に
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嵐窓記 |
吾が定卿や、性隠逸を愛し、兼ねて和歌を好む。宅中に高楼有り、斜めに国上山に対す。樹鬱蒼
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有人乞仏語 |
人有り仏語を乞ふ。仏語吾知らず、聊か衆生の語を以てせん。衆生の語も亦た成さざれど、幸ひ
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自警文 |
若し邪見の人・無義の人・愚痴の人・暗鈍の人・醜陋(しゆうろう)の人・重悪の人・長病の人・
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書して敦賀屋に与ふ
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印可の偈 |
印可の偈 (いんかのげ) |
附良寛庵主
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良寛庵主に附(ふ)す
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愛 語
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※道元の「正法眼蔵」の「菩提埵薩四摂法」の愛語を良寛様が謹書したもの。 |
周蔵どの戒語 |
あさねすべからず
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※周蔵とは、11代木村元右衛門の子である。父親に一時期 勘当 されたことがある。12代を継いでいる。 |
戒語
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良寛様俚謡(りよう) |
一 天上たつ鳥 南蛮味噌つけて
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