高野公彦略年譜

 

高野公彦秀歌その一 ・ 高野公彦秀歌その二 ・ 高野公彦秀歌その三 ・ 高野公彦秀歌その四 ・ 野公彦秀歌その五

西暦

年号

年齢

 主      な      事       項

1941

昭和16

1

1210日、愛媛県喜多郡長浜町(現、大洲市長浜)に生まれる。本名日賀志康彦。姉は戦時中に病死する。

1944

昭和19

4

(清子)が生まれる。

1954

昭和29

13

長浜中学に入学する。美術部に入部する。

1955

昭和30

14

国語の時間に短歌を初めて二首作る。

1957

昭和32

16

松山工業機械科に入学する。

1960

昭和35

19

高校卒業する。横浜市の日産自動車に入社する。

1961

昭和36

20

横浜国立大学夜間工学部機械科に入学する。8月、会社と大学をやめて,受験勉強のため上京する。

1962

昭和37

21

東京教育大学文学部国文科に入学する。歌を詠みはじめる。

1963

昭和38

22

友人たちと短歌研究会を結成する。峯村文人教授を指導者と仰ぐ。8月より翌年の12月まで朝日新聞に投稿し、宮柊二の選を受ける。

1964

昭和39

23

8月、東京都三鷹市の宮柊二を訪ねてコスモス短歌会に入る。大田区大森のコスモス編集部分室に住み込む。編集の手伝いをする。

1965

昭和40

24

コスモスの若手グループ「Gケイオス」に入る。Gケイオス通信を発行する。

1967

昭和42

26

1年留年して大学を卒業する。卒論のテーマは「枕詞の発生」。大森より市川に転居する。河出書房新社に入社する。職場に歌人小野茂樹がいた。5月、幸田明子と結婚する。コスモスの「桐の花」賞を受賞する。

1968

昭和43

27

4月、嬰児死産。コスモス誌に「宮柊二作品研究」(合評)を連載する。

1969

昭和44

28

7月、長女(なおい)生まれる。

1971

昭和46

30

8月、次女生まれる。

1972

昭和47

31

同人誌「群青」を創刊する。

1976

昭和51

35

歌集『汽水の光』を角川書店より刊行する。9月、「コスモス賞」を受賞する。

1978

昭和53

37

4月、市川塩焼に転居する。

1982

昭和57

41

5月、歌集『淡青』を雁書館より刊行する。9月、短歌研究賞を受賞する。

1984

昭和59

43

2月、歌集『水木』を短歌新聞社より刊行する。

1985

昭和60

44

1月、同人誌「棧橋」を創刊する。母(カネ子)死去する。

1986

昭和61

45

越後の歌人宮柊二逝去する。

1987

昭和62

46

雁書館発行の雑誌「現代短歌・雁」の編集委員となる。11月、現代短歌文庫『高野公彦歌集』を砂子屋書房より刊行する。

1988

昭和63

47

歌集『雨月』を雁書館より刊行する。

1989

平成元年

48

9月、歌論集『地球時計の瞑想』を雁書館より刊行する。

1990

平成2

49

11月、エッセイ集『うたの前線』を本阿弥書店より刊行する。

1991

平成3

50

8月、歌集『水行』を雁書館より刊行する。

1993

平成5

52

1月、日経新聞歌壇の選者となる。3月、河出書房新社を退職する。

1994

平成6

53

4月、青山学院女子短期大学国文学科教授となる。7月、『高野公彦作品集』を本阿弥書房より刊行する。歌集『地中銀河』を雁書館より刊行する。

1996

平成8

55

6月、歌集『天泣』を短歌研究社より刊行する。

1997

平成9

56

天泣で、「第1回若山牧水賞」を受賞する。父(秀雄)死去する。

2000

平成12

59

4月、NHK歌壇の選者となる(平成143月まで)。歌集『水苑』を砂子屋書房より刊行する。

2001

平成13

60

水苑で、第16回詩歌文学館賞と第35回迢空賞を受賞する。エッセイ集『歌を楽しむ』を柊書房より刊行する。

2002

平成14

61

1月より「名月記を読む」を「短歌研究」に連載する。

2003

平成15

62

『高野公彦歌集』を短歌研究社より刊行する。10月、歌集『渾円球』を雁書館より刊行する。11月、国際交流基金の派遣でモスクワへ行き、詩歌シンポジウムと自作朗読会に参加する。

2004

平成16

63

10月、朝日新聞歌壇の選者となる。11月、紫綬褒賞を受賞する。日経新聞の選者を辞退する。

2005

平成17

64

5月、〈牧水賞の歌人たち〉『高野公彦』を刊行する。

2006

平成18

65

10月、歌集『甘雨』を柊書房より刊行する。

2007

平成19

66

12月、歌集『天平の水煙』を本阿弥書店より刊行する。

2009

平成21

68

1月より「うたの光芒」を雑誌短歌に連載する。

2010

平成22

69

3月、青山学院女子短期大学を定年で退職する。

2011

平成23

70

1月より「短歌練習帳」を雑誌歌壇に連載する。4月、歌論集『うたの回廊』、エッセイ集『うたを味わう一食べ物の歌』を柊書房より刊行する。

2012

平成24

71

3月、エッセイ集『わが秀歌鑑賞』を角川学芸出版より刊行する。7月、歌集『河骨川』を砂子屋書房より刊行する。

2013

平成25

72

河骨川で、第54回毎日芸術賞と第5回小野市詩歌文学賞を受賞する。

2015

平成27

74

歌集『流木』により第66回読売文学を受賞する。