高野公彦略年譜 |
西暦 |
年号 |
年齢 |
主 な 事 項 |
1941 |
昭和16 |
1 |
12月10日、愛媛県喜多郡長浜町(現、大洲市長浜)に生まれる。本名日賀志康彦。姉は戦時中に病死する。 |
1944 |
昭和19 |
4 |
妹(清子)が生まれる。 |
1954 |
昭和29 |
13 |
長浜中学に入学する。美術部に入部する。 |
1955 |
昭和30 |
14 |
国語の時間に短歌を初めて二首作る。 |
1957 |
昭和32 |
16 |
松山工業機械科に入学する。 |
1960 |
昭和35 |
19 |
高校卒業する。横浜市の日産自動車に入社する。 |
1961 |
昭和36 |
20 |
横浜国立大学夜間工学部機械科に入学する。8月、会社と大学をやめて,受験勉強のため上京する。 |
1962 |
昭和37 |
21 |
東京教育大学文学部国文科に入学する。歌を詠みはじめる。 |
1963 |
昭和38 |
22 |
友人たちと短歌研究会を結成する。峯村文人教授を指導者と仰ぐ。8月より翌年の12月まで朝日新聞に投稿し、宮柊二の選を受ける。 |
1964 |
昭和39 |
23 |
8月、東京都三鷹市の宮柊二を訪ねてコスモス短歌会に入る。大田区大森のコスモス編集部分室に住み込む。編集の手伝いをする。 |
1965 |
昭和40 |
24 |
コスモスの若手グループ「Gケイオス」に入る。Gケイオス通信を発行する。 |
1967 |
昭和42 |
26 |
1年留年して大学を卒業する。卒論のテーマは「枕詞の発生」。大森より市川に転居する。河出書房新社に入社する。職場に歌人小野茂樹がいた。5月、幸田明子と結婚する。コスモスの「桐の花」賞を受賞する。 |
1968 |
昭和43 |
27 |
4月、嬰児死産。コスモス誌に「宮柊二作品研究」(合評)を連載する。 |
1969 |
昭和44 |
28 |
7月、長女(なおい)生まれる。 |
1971 |
昭和46 |
30 |
8月、次女生まれる。 |
1972 |
昭和47 |
31 |
同人誌「群青」を創刊する。 |
1976 |
昭和51 |
35 |
歌集『汽水の光』を角川書店より刊行する。9月、「コスモス賞」を受賞する。 |
1978 |
昭和53 |
37 |
4月、市川塩焼に転居する。 |
1982 |
昭和57 |
41 |
5月、歌集『淡青』を雁書館より刊行する。9月、短歌研究賞を受賞する。 |
1984 |
昭和59 |
43 |
2月、歌集『水木』を短歌新聞社より刊行する。 |
1985 |
昭和60 |
44 |
1月、同人誌「棧橋」を創刊する。母(カネ子)死去する。 |
1986 |
昭和61 |
45 |
越後の歌人宮柊二逝去する。 |
1987 |
昭和62 |
46 |
雁書館発行の雑誌「現代短歌・雁」の編集委員となる。11月、現代短歌文庫『高野公彦歌集』を砂子屋書房より刊行する。 |
1988 |
昭和63 |
47 |
歌集『雨月』を雁書館より刊行する。 |
1989 |
平成元年 |
48 |
9月、歌論集『地球時計の瞑想』を雁書館より刊行する。 |
1990 |
平成2 |
49 |
11月、エッセイ集『うたの前線』を本阿弥書店より刊行する。 |
1991 |
平成3 |
50 |
8月、歌集『水行』を雁書館より刊行する。 |
1993 |
平成5 |
52 |
1月、日経新聞歌壇の選者となる。3月、河出書房新社を退職する。 |
1994 |
平成6 |
53 |
4月、青山学院女子短期大学国文学科教授となる。7月、『高野公彦作品集』を本阿弥書房より刊行する。歌集『地中銀河』を雁書館より刊行する。 |
1996 |
平成8 |
55 |
6月、歌集『天泣』を短歌研究社より刊行する。 |
1997 |
平成9 |
56 |
天泣で、「第1回若山牧水賞」を受賞する。父(秀雄)死去する。 |
2000 |
平成12 |
59 |
4月、NHK歌壇の選者となる(平成14年3月まで)。歌集『水苑』を砂子屋書房より刊行する。 |
2001 |
平成13 |
60 |
水苑で、第16回詩歌文学館賞と第35回迢空賞を受賞する。エッセイ集『歌を楽しむ』を柊書房より刊行する。 |
2002 |
平成14 |
61 |
1月より「名月記を読む」を「短歌研究」に連載する。 |
2003 |
平成15 |
62 |
『高野公彦歌集』を短歌研究社より刊行する。10月、歌集『渾円球』を雁書館より刊行する。11月、国際交流基金の派遣でモスクワへ行き、詩歌シンポジウムと自作朗読会に参加する。 |
2004 |
平成16 |
63 |
10月、朝日新聞歌壇の選者となる。11月、紫綬褒賞を受賞する。日経新聞の選者を辞退する。 |
2005 |
平成17 |
64 |
5月、〈牧水賞の歌人たち〉『高野公彦』を刊行する。 |
2006 |
平成18 |
65 |
10月、歌集『甘雨』を柊書房より刊行する。 |
2007 |
平成19 |
66 |
12月、歌集『天平の水煙』を本阿弥書店より刊行する。 |
2009 |
平成21 |
68 |
1月より「うたの光芒」を雑誌短歌に連載する。 |
2010 |
平成22 |
69 |
3月、青山学院女子短期大学を定年で退職する。 |
2011 |
平成23 |
70 |
1月より「短歌練習帳」を雑誌歌壇に連載する。4月、歌論集『うたの回廊』、エッセイ集『うたを味わう一食べ物の歌』を柊書房より刊行する。 |
2012 |
平成24 |
71 |
3月、エッセイ集『わが秀歌鑑賞』を角川学芸出版より刊行する。7月、歌集『河骨川』を砂子屋書房より刊行する。 |
2013 |
平成25 |
72 |
河骨川で、第54回毎日芸術賞と第5回小野市詩歌文学賞を受賞する。 |
2015 |
平成27 |
74 |
歌集『流木』により第66回読売文学を受賞する。 |